旅ジャーニー

アキラBLOG

イギリスとドイツで働いてみて良かった福利厚生や働き方。

MVIMG_20200602_184422

ベルリンのスタートアップでPMをやっています。アキラです。

ヨーロッパは働きやすいよね。と一般的に言われるが、

実際にどんなノリなのかシェアしていきたいと思う。

英国スタートアップ、ドイツスタートアップ、フリーランス時に何社も現地企業に入り込んでた経験から語ります。

割と数は踏んでいるので、1社で語ってる訳ではありませんw

福利厚生

まずは福利厚生から。

有給休暇

休みの多いヨーロッパ。

2週間とか3週間休む人は確かにいる。

ドイツの場合、ベルリンの企業は有給28日程付与。

ただし、ベルリン州の祝日は年間10日しかないw 

土日祝・有給を全部足すと、合計142日くらいある。

 

めちゃくちゃ多いかというと、そうでもない。

日本のホワイト企業が135日とかとすると、ちょい多い感じ。

(数字には現れない休みを後ほど記載)

 

しかしバイエルン、ミュンヘン。南ドイツの祝日は13日。

有給は30日付与する場合もある。

よって、合計147日休みがある。これはガチで多い。

ベルリン以外で働きたいなと真剣に考えるw

病欠

病欠は基本ノーカン。

朝9時までにメール/Slackを1通送ると休める。

病気で休んじゃったからと言って、有給を使う制度はない。

 

よく寝れなかった。とか、ちょっと体調悪いだけで休みがちな気がする。

結果、風邪やインフルエンザが社会的に広がりにくいのかも。

 

休んでも誰も何とも言わない。

その際、もちろん引き継ぎはなしw

3日以上の場合は医師の診断書が必要。

子供の病欠

お子さんが病気でも休める。

休んでも良し、家で軽くやっても良し。

その他、ノーカンの休み

家具が届くので、家にいる。

とか、

ネットを引くから家にいる。

とか、

部屋探しに行くから休むとか。

そういう理由でカジュアルに休む。

ベルリンは家探しがハードモードなので黙認。

これらは何もなしに休みが処理される

(されてはいないか。何もなかったことになる)

無限休暇

シリコンバレーでよく聞くスタイルだが、

ベルリンのスタートアップでもたまにある。

アンリミテッドの休みなのでいくら休んでも問題なし。

ただ、中の人に聞いていると実際には30日程度が目安。

IMG_20190424_190943_2

食事

フルーツ類が無料で置いてある。週に3回とか補充されている。

コーヒー、お茶、炭酸水、ジュース、ビールも無料。

夕方になると飲みながら働き始めるパターンも。

金曜は1杯飲んで帰る。

ジュース飲まないんで。

ビール飲まないんで。

ありがちな、無駄に経費使わないで下さい議論は起きず。寛容。

 

ランチを跨ぐミーティングなど、

仕事都合でオフィスにいれない場合はランチ代が支給。

 

理由として、オフィスに入ればキッチンもあり、暖かいご飯が食べれるが、

営業などで外に行くとオフィス設備が使えないため。

 

18時を超える残業だと、Uber Eats的なデリバリーを経費で取れる。

残業している人がまずいないから、見たことはないw

保険

意外と手厚い。イギリスは無料だったし、ドイツもほぼカバーされている感じ。

海外旅行(長期滞在)保険には別途入る必要がないと思う。

高いと言われがちな歯医者も対象。

北米のように恐ろしい事にはならず、おそらく30ユーロとか60ユーロとか程度。

体が丈夫で病院に1度も行ったことがないからよくわからん。 

ジム割引

ジムとか提携レストラン割引システムがある。

コワーキングスペースのパス付与

割と高いが、Weworkのどこでも使えるパスとか付与。

営業メンバーが主に使う。

駐車場代・定期代

意外と車通勤もいたりして、オフィスの駐車場にとめれる。

ガス代もキロ毎に支給されている。

経営層は車のイメージ。

 

チャリレーンが整備されているので、

チャリ通勤も多め。

チャリの購入割引とかもある。

 

電車定期代を支給。

距離でなく、ゾーン制である。

例えば、山手線内と東は北千住、西は吉祥寺くらいの範囲を乗り放題パスが支給。

 

ただし、一般的にはフェアじゃないので、

交通費の支給はなく給料に含まれてる場合が多い。

 

尚、自分はロンドンでもベルリンでも徒歩通勤。

ゲーム部屋

ゲームが置いてあるソファー部屋がある。

仕事中に遊んでい人もいる。

どのゲームを買うか、投票が定期的にあるw

 

金曜日はゲーム部屋から飛び出し、

フロアの大きなモニターで闘いが繰り広げられている。

カルチャー

日本と比べてしまうと基本的に緩いし、とても自由な社風。

IMG_20190614_161215_1

人間関係

とても穏やか。

怒鳴り散らしたり、詰めたり、キレる人がいないので安心w

物投げたり、ブチ切れたりしたら辞めさせられるかと。

会議

メンバーにもよるが、割とフランクにザックリ話す。

アジェンダが綺麗にあって、何分で話して、とか決めてない。

最後に次のステップを決めて終わる。

社外のガッツリ会議はプレゼントちゃんと作って、事前確認とかはする。

 

月に1度くらいで、めちゃアツい議論や激しい削りあいがある。

ただ、それはその”会議だけ”の話。

終わったら、普通に別の場所で談笑してる。削りあっても悪気はない。

インターンだろうが、役員だろうがみんな発言する。

 

海外特有の、人が話してる時に被せて何個も話が飛ぶのもあるが、

北米のガッツリリードを取りに行くスタイルでなく、

声が小さい人がいたりしても、ちゃんと待ったり譲りあう。

日本人マインド的には少し楽。

チームビルディング

年間10-20万円とか予算がある。

適当に飲み会とか、ゴーカート運転しに行ったり、遊びを計画できる。

 

自分はひとりチームなので、上司と一緒に飲みに行っても10万も飲めないよねーw

と言って、まだ使っていない。

 

どの会社もチームビルディングはするが、お互いに干渉しあわない体制が多い。

コミュニケーション苦手でも割と大丈夫。

コミュニケーションの取り方

同じ島のメンバーと雑談しながら仕事する。

わからん事があったら、直で聞きにいける。

嫌な顔をしてきたり、コード書いてる途中だからと、、

不機嫌になるエンジニアもいないw

 

上司や上のクラスの人にもガンガン質問する。

心理的安全性がとても高いのでオッケー。

 

Slackの送り方やメールの書き方で注意されたりしない。

Hi!

How are you? 

で2行とか。

Hi!!

Akira!  

だけでチャットを鳴らしちゃう。 

@here 

とかもチャンネルで気にせず飛ばす。

平和な世界でルールとかなし。

 

隣に座ってるにも関わらず、Slackで話し続けるノリとか。

同じ建物にいるのに、自席から会議に参加してくるパターンもある。

どうせ誰かしらリモートなので (COVID-19以前から)

仕事外での同僚

仲良いメンバーは夜飯食いに行ったりする。月1あるかないか。

深夜まで行くことはなくて、飯食って談笑して終わり。

役職が違っても基本は割り勘。

 

深夜までパターンはハウスパーティーとかクラブで稀に。

 

同僚の誕生会など、同僚の友達と友達になる等。

(この横展開は大事で転職が決まったりするw)

 

夏は湖に泳ぎに行ったり、仕事を休んでスノーボードに行く。

ヨーロッパでは仕事とプライベートは別。

と聞いていたが、

そんなことはなくて、

自分の周りはゴチャ混ぜでわちゃわちゃしている。 

天気大事

天気が悪くなるから、大雨になる前に帰る。

とかがまかり通っているw 

犬・子供

たまに、動物や子供が勝手に遊んでいる。

大人しくしてるが、みんな構いたがりなので、

一緒にゲームしたり、サッカーしたり走りまわる。

働き方

意外と長くなってきたが、ここから大事な働き方。

MVIMG_20200617_212846

週40時間

当たり前だが法律で決まっているので、しっかりと守っている。

イギリスは35時間の会社とかもある。

1日7時間になるがフルタイム契約でクッッッソ楽。

勤務時間

だいたい9時ー18時を中心にフレックス制。

タイムカードとかなしで、適当。

月曜日は遅めのスタート、金曜日の午後は消化試合。

(どう見ても40時間やってない人が多い気がする)

朝強い人は7時とかからやって、速攻帰ってる。

ランチ休憩取らん

ランチ休憩を1時間取ると9時間オフィスに滞在するが、

食べながらやって8時間で帰る人もいる。

オフィシャルに認められている。

ランチ休憩2時間

ランチで盛り上がって2時間くらい行っちゃう場合もある。

だからといって、1時間残る訳ではないw

昼ジム

朝ジム行ってから、オフィスでシャワー浴びたり。

昼休憩にジム行って帰ってくる人がいる。

昼サウナ

昼サウナをキメて、午後からフレッシュな気持ちで働くエンジニアがいるw

昼は空いているし、頭もクリアになるし、意外と良さそう。

残業

残業は存在しない。

絶対に、絶対に、絶対に、ないんだが、

仮に1時間伸びたら、翌日1時間遅く来る。

その週に確実に巻き取る。

仕事量

とても少ない。

日本であれば、終わるか終わらないか、

いや、頑張っても終わらん。って仕事量だと思う。

基本、終わりそうな量を与えられるし、与える。

 

8時間めっちゃ頑張って終わる量だと、

”大変だったプロジェクト”と認定される。なんなら炎上案件w

 

そうなるとマネージャーがハンドリングできてないとか、

クソなPMだったとしてレッテルを貼られてしまう。

 

言われるだけならまだしも、そんな扱いをしてたらすぐ辞めてしまう。

今日中にできない?とかパワープレーもなし。

ガチPM力が問われる。

仕事の進め方

細かい指示はなし。

大きなロードマップがあって、あとは自分で終わらせる。

過程は問わず、目標を達成する。

日報とかもないし、これやります!とか宣言もない、一番好きなポイント。

在宅ワーク

社員は出社するパターンが多いが、週2まで認めるなど(COVID-19以前)

雨だから家で働くわ。って当日決める人もいる。自由。

 

家族は他に国にいるとかで週末は他の国・都市に帰るとかもある。

フリーランサーや一部エンジニアはウクライナに居たり、遠方で開発している。

いまはCOVID-19のため、無制限でリモート。

最後に

書いた内容とか、その他近しい話題がYouTubeにもちょいちょい上がっています。

ぜひ、YouTubeも覗いてだけると幸いです。

 

もちろん良いことだけ書いたけど、重めのはYouTubeライブとか、

Twitterでたまーにぶっちゃけてますので!w

 

youtu.be

次回は人事制度とか給料とか書いちゃうよ。

乞うご期待ください。

 

もし、この記事が役に立った!面白い!と思ったら、下記のB!ブックマークをクリックして、コメントを頂けると幸いです。

ではまた。ボンボヤージュ!

@akira_caでした。